ギャルが増えた

こんにちは、とけいです。

 

ゼルダの伝説が面白すぎて睡眠時間と質が20%失われてますが、充実度は増えてます。満足です。

 

あとギャルも増えました。

 

 

工場のラインは、丸一日同じことしかしないし、明日も同じだし、来週も同じだ。飽き性にはきついかも知れないけど、その分給与は割と高い。

力仕事だし身体に負担は大きいけど、慣れればほぼ無意識でもこなせるので結構おすすめ。

 

週ごとに日勤と夜勤が入れ替わるのが、ちょっと大変な生活環境だけど、それさえ慣れれば悪くない。

 

個人的にはもう少しクリエイティブな仕事につきたいので、もうしばらくしたら辞める予定だが、会社の人には誰も言っていない。

 

新入社員の中には、いい給料、いいボーナスに釣られて入社した人がたくさんいるだろうが、そろそろこのキツさに気づいてきた頃だろう。

休憩中に肩をぐるぐる回したり、机に突っ伏して辛そうに足をさすっているのをよく見かける。

このうちの何%かが、来月の頭に辞めたいと言い出し、夏が終わる頃には何人かいなくなっている。だいたいそんなもんだ。

 

一方、うちの職場のギャルは、元気だった。

つれぇわww

とか言いながら、休み時間もぎゃははと大声で喋ってる。

 

「おい」

慣れたもんだ。振り向けばギャルが2人。いつもの薄緑金髪だけじゃなくて、ちょっと赤めの茶髪ギャルがいた。目の下にでかいクマができてて、赤い茶髪なので、我愛羅と呼ぶことにする。

 

「他にもギャルいたのウケる」

「それな」

我愛羅の声めっちゃ低い。「それな」がもう男性の声とさほど変わらないくらい低い。ちょっと口角が上がりそうになったのを堪えながら、優しく微笑んだ。

 

「今日の残業生き残れたらアイスな」

「いつも頑張ってるじゃん」

「死ね」

 

意味がわからない会話だけど、最後に死ねって言わせれば勝ちみたいなところはある。

 

「あーしにも買ってやオニーサン」

我愛羅の声低いのほんとに辞めてほしい。オニーサンって呼ばれるのもアレだけど、なんかもう変なとこで笑ってしまう。あと我愛羅の髪の毛、傷んでるのもちょっと笑える。トリートメントしろよ。

 

「今日の残業終わりファミマ集合な」

「いいよ」

 

 

 

きつい残業を終え、着替えて外のファミマの駐車場でのんびりと待っていた。

いずみだけ来た。我愛羅は来なかった。

「あれ?我愛羅は?」

「なんか眠いって」

 

我愛羅が眠くなるのちょっとじわる。だったらなんで目の下にクマできるんだよ。睡眠足りてないんじゃないのかよ。

 

「まぁいいや、アイス食べよ」

「あいよ」

 

あとなんでこいつ元気なんだろう。ライン工の仕事、体力的に辛いはずなんだけど。ギャルってそういうもんなんだろうか。

ちなみに僕は始めて1ヶ月で肩と腰をやった。運動不足だったのもあって8kg痩せた。毎日行きたくないと思いながら仕事してた。

 

若さってすごい。